
たけし事務所はパワハラを否定
石塚さんからの提訴について、北野たけしさんの事務所はパワハラはなかったと反論しています。
T.Nゴンがマスコミ各社に送付した文書は以下の通り。
報道機関各位
本日発売の「週刊新潮」に掲載の、当社所属タレントビートたけしに関する記事において、当社役員が、ビートたけしの弟子である運転手に対してパワーハラスメントを行うなどしたとの内容が報じられておりますが、いずれも事実に反し、当社らに対する訴訟は全くの不当訴訟というほかございません。
石塚氏については、ご本人からの強い希望があり弟子入りを認めたもので、俳優志望である同氏の夢を実現するため、出演の機会をご紹介したり、仕事の現場に同行させたり、運転等の手伝いをしてもらいその分の手当てをお支払いするなど、当社としてできる限りの応援をしていました。しかしながら、詳細の公表は差し控えるものの、様々な問題行動がありこれを度々指摘していたところ、最終的には自ら弟子を辞める道を選択されました。
このような状況下での高額の損害賠償を求める提訴をみて、理解に苦しんでおります。
令和元年11月14日
株式会社T.Nゴン
この文書の中で事務所側は「詳細の公表は差し控えるものの、様々な問題行動がありこれを度々指摘していたところ、最終的には自ら弟子を辞める道を選択されました」と石塚さんが事務所を辞めた理由を明かしています。
しかし石塚さんはツイッターで
否定報道 想定通りのやり口
弟子だなんだと来ると思ってました殿から言われる事に関しては弟子として何も苦では無かった。
それを勘違いした愛人に奴隷の様に扱われた。それで起こした裁判— 石塚康介 (@ki_szk) November 14, 2019
様々な問題行為って何?
— 石塚康介 (@ki_szk) November 14, 2019
このように述べており、様々な問題行為には心当たりがないようです。
それに加え、殿と呼ぶ北野武さんにはなんの不満もなかった。けれど勘違いした愛人からの振る舞いに我慢が出来なくなったとしています。
新潮は音声データを公開
映画「アウトレイジ」を彷彿とさせるようなやりとりです。
石塚さんはさらに、たけしらによる「オフィス北野」の元社長・森昌行氏への“糾弾”の詳細も明かす。
コトが起きたのは2018年2月11日。東京都世田谷区にあるたけしの自宅兼事務所、通称「等々力ベース」だった。たけしはこの日、軍団と会計士ら約10人を引き連れ、森氏を取り囲んだ。
「その日、殿と軍団は『金を貰い過ぎだ』『10億円なんてもんじゃないに決まってる』『株主総会になぜ呼ばない』『会社の株はどうなっているんだ』などと、延々とカネ絡みのことで森さんを追及していました。それも約3時間にわたって――」(石塚さん)
石塚さんによれば、13年に横井氏と出会って以降、たけしはカネにうるさくなった。この“糾弾会”も、横井氏に影響されたたけしが、森氏の役員報酬が高すぎると思い込み、開かれたという。
会では森氏に対する怒号や悲鳴が飛び交い、現場はカオスと化した。その様子を収めた音声は現在「デイリー新潮」で公開中だが、激高したたけしが「おい、刀出せ!」と口にする一幕も。実際、たけしは、木の棒を手に森氏に殴りかかろうともし……。
「軍団も入り乱れての阿鼻叫喚。私は咄嗟に殿を羽交い締めにし、殿が右手に握りしめていた『武器』を取り上げ、放り投げました」
この音声の中で、あなたやめてといっている方は女性ですね。愛人といわれている18歳年下の横井氏(仮名)でしょうか。
また、これ自体は確かに衝撃的な音声データではありますが、愛人からパワハラを受けたとする石塚さんの件とはまた別であり、たけしさんが愛人に出会ってから金のことにうるさくなったとする証拠のような感じで出されています。
もちろん提訴しているぐらいですから他にも証拠を持っているのかもしれません。
石塚さんの訴えはまだしばらく続きそうです。
それに対し、たけしさんと愛人である横井氏もなにかしら対抗してくる可能性もあります。
一体どちらの主張が正しいのか…。決着にはまだまだ時間がかかりそうです。
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