群馬県草津町の黒岩信忠町長(72)と町長室で性交渉をしたと電子書籍で告白し、町議会が可決した懲罰動議により除名され、失職した新井祥子元町議(50)
処分取り消しを求め、審決申請書を山本一太知事宛てに提出しました。

徹底抗戦の構え

新井祥子氏の言い分
「’15年1月8日、私は町長に相談したいことがあり、町長室を訪ねたんです。そのとき、初めのうちは向かい合って話していたのですが、『横においで』と言われました。私が座り直すと、『A(男性町議)とヤッたのか?』と聞いてきた後、私の肩を引き寄せ、キスをされました。手で押し払おうとしたのですが、凄い力で抱きしめられて、逃げようとしたら、床に押し倒されました。すると、後ろから抱きしめられて、胸を触られ、下着の中に手を入れられました……」
新井氏は独身。草津町議会初の女性議員で、現在2期目を務めている。彼女は時折、目を潤ませながらこう続ける。「性交渉が終わり、私が服を直すと、町長は何事もなかったかのように、『コーヒー、冷めちゃったね』と話しかけてきました。優しい言葉は一つもありませんでした。短い時間だったのかもしれません。でも、ずっと我慢していたので、私にはとても長かった。面会時間が終わると、すぐに『お疲れさん』という感じで部屋から出されましたね。
私は町長のことを尊敬していましたが、肉体関係を持ちたいと思ったことはないです。まして、町長室でそんな行為をしたいと思うはずがありません」
フライデーの取材にこのように答えた新井元町議。
今になって訴え出た理由は「町長の裏切り行為」だと語ります。
町長が今年4月の選挙で新井元町議が当選しないように、ウラで動いていたと訴えています。そのことを知って、許せなくなった新井元町議は黙っていると無かったことにされると思い、話をしようと決めたそう。
一方黒岩町長は
「まったく根も葉もないこと。まるっきり嘘です。たしかに彼女が選挙のことで相談があるということで面会はしています。しかし1月8日は年始の挨拶で、いろいろな人が出入りしますから、とてもそんなことは不可能ですよ。それと町長室には大きな窓があり、草津町交番や商工会館からも丸見え。私が町長になったときからカーテンは壊れており、ずっと閉めていません。そもそも私は危機管理として、女性が一人で訪問してきたときは、ドアを開けておきます。
彼女から恨みを買った覚えはないですが、私が草津温泉の『時間湯』(伝統的な高温入浴法)を改革すると言い出したことに対して、気に食わないという人たちがいます。それと関係しているかもしれません。男と女の話は水掛け論でウヤムヤになるから、作り話で脅迫すれば黒岩は失脚するだろうという仕掛けですよ」
黒岩町長の話を聞くと、新井元町議が黒岩町長を気に入らない人物に担ぎ上げられているようにも見えてきますね。
また、新井元町議が主張するような、当選させないような根回しの事実が本当にあったのかどうかも問題ですよね。
真実は一体どちらにあるのか…泥沼の様相を呈しています。
新井元町議は被害届も

今回大きな動きの一つとして、新井元町議は会見で「近日中に県警と相談した上で(黒岩町長から)暴行を受けたことについて被害届を提出する」と明かしました。
大きな問題に発展しそうですが、どちらの主張が正しいのかはっきりさせるのに残された道はこれしかないのかもしれません。
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